【中3英語定期テスト対策】「I Have a Dream」の現代語訳と解説-NEW CROWN3 Lesson5

【中3英語定期テスト対策】「I Have a Dream」の現代語訳と解説-NEW CROWN3 Lesson5

こんにちは!都立自校作成校受験対策専門塾・誠学会の中山です。

この記事では、公立中学校の中学3年生の三省堂書店が出している英語の教科書NEW CROWN3のLesson5『I Have a Dream』に出てくる重要文法の解説と現代語訳を掲載しています。

東京都の公立中学校で三省堂書店の英語の教科書NEW CROWN3を使っている方の定期テスト対策にお使いください。

※以下の地域に当てはまる方がこちらの教科書の対象です。

中央区、台東区、江東区、大田区、荒川区、八王子市、武蔵野市、昭島市、調布市、小金井市、小平市、東村山市、国分寺市、東大和市、東久留米市、稲城市、大島地区、三宅地区、八丈地区

では解説を始めます。

Lesson5「I Have a Dream」に出てくる英文法(目的格の関係代名詞)

目的格の関係代名詞

関係代名詞には主格の関係代名詞と目的格の関係代名詞の二つがありますが、Lesson4は主格の関係代名詞、今回は目的格の関係代名詞になります。

まず、関係代名詞の役割は名詞を修飾することです。修飾する名詞が人か物かによって使える関係詞が違いますので、整理していきましょう。今回は修飾する名詞が人の時の目的格の関係代名詞は範囲外のようですが、念のため説明しておきます。

修飾する名詞が人の時
ex) the man whom(that) I like. (私が好きな男)

目的格の関係代名詞whom、動詞likeの目的語がthe manですので目的語欠けの関係代名詞ですね。注意点として、likeは他動詞なので後ろに目的語(名詞)が必要ですが、runなどの自動詞は後ろに目的語を取れないので目的格の関係代名詞は使えません。
※whom, whichはthatで代用可能です。
※目的格の関係代名詞は主格の関係代名詞と違い、すべて省略可能です。

修飾する名詞が物の時
ex) the book which(that) I bought. (私が買った本)

目的格の関係代名詞which、動詞boughtの目的語がthe bookですので目的語欠けの関係代名詞ですね。注意点として、こちらも同様boughtは他動詞なので後ろに目的語(名詞)が必要ですが、runなどの自動詞は後ろに目的語を取れないので目的格の関係代名詞は使えません。
※whom, whichはthatで代用可能です。
※目的格の関係代名詞は主格の関係代名詞と違い、すべて省略可能です。

GET Part 1「I Have a Dream」の現代語訳と重要文法

:ワシントンDCに面白いところはある?

Is there 〜:〜はありますか?〜はいますか?
somewhere interesting:somewhere +形容詞でどこか〜な場所という意味です。

マーク:訪れるべき新しい博物館があるよ。そこではアフリカ系アメリカ人の生活や歴史、文化についてのたくさんの素晴らしい物語を聞けるよ。

a new museum that you should visit:目的格の関係代名詞that(whichでも可)、動詞visitの目的語がa new museumですので目的語欠けの関係代名詞ですね。
It tells〜:直訳すると「それは〜を教えてくれる」ですが、今回、itは博物館なので「そこでは〜が聞けます。」と訳してあげるのが良いです。

:魅力的だね。見て、ガイドブックに載ってるわ。この写真は何?

Sounds fascinating.:fascinatingは「魅力的」、Sounds +形容詞で「〜ですね。」というような訳になります。
here it is:「ここにあるよ」

マーク:それはアメリカの歴史で酷かった時のものだよ。博物館でそれについても学ぶことができるよ。

terrible:(形容詞) ひどい

GET Part2「I Have a Dream」の現代語訳と重要文法

これは大半のアメリカ人が知っている物語です。
ある日、黒人女性のローザ・パークスは公共バスに乗っていました。
彼女は「白人専用」の区画の近くに座っていました。
すぐにその区画は満員になりました。
運転手が「席を譲りなさい、さもないと警察を呼びますよ。」と言いました。
彼女は断りました。
警察が来て彼女を逮捕しました。

This is a story most Americans know:目的格の関係代名詞whichがstoryの直後に省略されています。主格の関係代名詞は省略不可能ですが、目的格の関係代名詞は省略可能なので今回省略されています。動詞knowの目的語がa storyですので目的語欠けの関係代名詞ですね。
Rosa Parks, a black woman, : ,と,の間に挟まれている部分を挿入句と言います。基本的に前の単語の説明をしています。今回はローサパークスの説明をしています。
filled up:fill upの過去形、「満員になる、埋まる」
refused:refuseの過去形、「断る」
arrested:arrestの過去形、「〜を逮捕する」

USE Read「I Have a Dream」の現代語訳と重要文法

1955年、アメリカでは黒人が法の下でできないことが多くありました。
彼らが使うことのできないトイレがありました。
彼らが使うことのできない水飲み場がありました。
彼らが使うことのできないバスの座席がありました。

there used to be〜:there is〜の過去バージョン、「かつて〜があった」と訳しましょう。
many things black people in the United States could do〜:目的格の関係代名詞whichがthingsの直後に省略されています。主格の関係代名詞は省略不可能ですが、目的格の関係代名詞は省略可能なので今回省略されています。動詞could doの目的語がmany thingsですので目的語欠けの関係代名詞ですね。
There were rest rooms they could not use.:目的格の関係代名詞whichがrest roomsの直後に省略されています。主格の関係代名詞は省略不可能ですが、目的格の関係代名詞は省略可能なので今回省略されています。動詞could not useの目的語がrest roomsですので目的語欠けの関係代名詞ですね。次の文章の「There were drinking fountains〜」と「There were bus seats〜」も同じですね。
drinking fountains:fountainsの意味は「泉」で、飲める泉なので「水飲み場」と訳します。

これらの不公平な法律が多くの人を苦しめました。
そのうちの1人がマーチン・ルーサー・キング・ジュニアでした。
彼はアラバマ州のモントゴメリーでローザ・パークスの逮捕を聞きました。
彼は言いました、「私たちはもう我慢できない。運動を始めよう。」
「みんながどのバスのどの座席にも座れる権利を持っている。私たちは絶対に諦めない。」と

upset:(動詞) 〜を怒らせる、苦しめる、〜の気分を害する
one of them:「彼らのうちの一人」、彼らとは不公平な法律にが怒らせた人々ですね。
arrest:(名詞) 逮捕、動詞でもあるので注意しましょう。
stand:(動詞)〜に耐える
not〜anymore:もう、もはや〜ない
a right to take any seat:a right「権利」、to take〜は不定詞の形容詞的用法で直前の名詞であるa rightを修飾しています。不定詞の前に抽象的な名詞があったら形容詞的用法の可能性が濃厚です。逆に、固有名詞は修飾できないので形容詞的用法の可能性は無いです。

キング牧師は正義のための戦いで、モントゴメリーの人々を先導しました。
彼らは平和なやり方で戦いました。
彼らは市のバスに乗るのをやめました。
仕事と学校まで歩く人もいれば、車を共用する人もいました。
多くの人はバスのボイコットを支持しました、一部の白人さえも。
彼らの戦いは1年以上も続きました。
彼らは最終的に勝利し、黒人はバスのどこでも自由に座れるようになりました。
この功績は多くの人の勇気を奮い立たせました。
彼らはその運動に参加し,他の不公平な法律を変えるために一生懸命取り組みました。

led:leadの過去形です。lead-led-led「〜を導く」
fought:fightの過去形です。fight-fought-fought「戦う」
in a peaceful way:in〜wayで「〜の方法で」という意味です。
stopped riding:stop doingで「〜することを止める」という意味です。stop to do は「〜するために立ち止まる」という意味なので間違えないように気をつけましょう。
Some〜. Others〜:「〜な人もいれば、〜人もいる。」
last:(動詞) 「長続きする」
were free to sit:be free to doで「自由に〜する」という意味です。
achievement:功績
inspire:(動詞) 〜を奮い立たせる、刺激する
courage:(名詞) 勇気
worked hard to change other unfair lows:不定詞の副詞的用法です。workが自動詞のため目的語(名詞)が取れないので名詞的用法は排除、不定詞の直前がhardと名詞ではなく、副詞なので修飾できないので形容詞的用法は排除し、副詞的用法となります。「〜するために」と「〜して」の文脈に合う方を選択しましょう。

1963年には、みんなの正義を支持するために、ワシントンDCに20万人以上の人が集まりました。
キング牧師はリンカーン記念館の階段から素晴らしいスピーチを行いました。
これは彼のスピーチからの有名な引用です。

gather:(動詞)〜が集まる
to support justice for all:不定詞の副詞的用法です。gatherが自動詞のため目的語(名詞)が取れないので名詞的用法は排除、不定詞の直前がhardと名詞ではなく、副詞なので修飾できないので形容詞的用法は排除し、副詞的用法となります。「〜するために」と「〜して」の文脈に合う方を選択しましょう。
Here is〜:「こちらが〜です。」
quote:(名詞) 「引用」

私には、4人の幼い子どもたちが肌の色ではなく特性の中身(人格)によって判断される国でいつか暮らしてほしいという夢があります。
今日,私には夢があります・・・

a dream that my four little children will one day live in a nation〜:こちらは目的格の関係代名詞thatではなく、同格のthatというものです。今回のテーマでは範囲外ですが、念の為説明しておきます。関係代名詞と同格の違いは、関係代名詞の後ろは不完全文(何かが欠けている)、同格の後ろは完全文(何も欠けていない)です。今回のthatの後ろを見てみると、何も欠けていませんので同格のthat だとわかります。役割としては関係代名詞と同じように直前の名詞を修飾します。

a nation where they will not be judged〜:このwhereは関係副詞のwhereです。こちらも今回のテーマでは範囲外ですが、念の為説明しておきます。関係代名詞と関係副詞の違いは、関係代名詞の後ろは不完全文(何かが欠けている)、関係副詞の後ろは完全文(何も欠けていない)です。また、関係副詞は修飾する名詞が場所ならwhere、方法ならhowなどのように場合分けをしますが、こちらは関係副詞のテーマの時にお話ししましょう。関係副詞も関係代名詞同様、直前の名詞を修飾する役割です。

they will not be judged by the color of their skin but the content of their character.:not A but Bという構文で「ではなく、B」と訳します。
content:(名詞) 内容、中身
character:(名詞) 特徴、特性

私には、いつの日か、、、幼い黒人の少年少女が幼い白人の少年少女と兄弟姉妹として手を取り合うことができるようになるという夢があります。
今日,私には夢があります。

as:(前置詞) 〜として

1964年、キング牧師はノーベル平和賞を受賞しました。
4年後、彼は撃たれて殺されました。
正義のための戦いは彼の死後でさえ続いています。
彼の夢は生き続けています。

won:(動詞) winの過去形「勝つ、〜を勝ち取る」 win-won-won
was shot:be shotで受け身ですね。「撃たれた」と訳します。shoot-shot- shot
lives on:(動詞)「生き続けている」

USE Write 「招待状を書こう」

ブラウン先生へ
私たちはオリジナルの英語の劇をやる予定です。
それはあなたが見たことがない劇です。
それは不思議の国のアリスを基にしています。
私たちはとても一生懸命取り組みました。
ついに準備が完了しました。
私たちはあなたがきっと気に入ると思います。
来て、私たちの劇を楽しんでください。
敬具
田中花

play:(名詞)「劇、演技、演奏」
a play that you have never seen:目的格の関係代名詞that(whichでも可能)です。動詞have never seenの目的語がa playですので目的語欠けの関係代名詞ですね。
you have never seen:現在完了です。have neverの時は「経験」で訳される時がほとんどです。なので「今まで見たことがない」と訳しましょう。
be based on〜:受け身です。「〜に基づいている。」
At last:ついに
are sure that〜:be sure that 〜で「きっと〜だと思う」

USE Speak「街頭インタビューにこたえよう」

インタビュアー:日本のティーンエイジャーは何に興味がありますか?

be interested in A:Aに興味がある

陸:多くの人は音楽を聴くのが好きですが、皆さん違うものを聞いています。ポップミュージックを聞いている人もいれば、アニメミュージックを聞いている人もいます。私はロックを聞きます。

like to listen to music:不定詞の名詞的用法です。likeは他動詞なので後ろに目的語(名詞)が必要です。不定詞の名詞的用法は「〜すること」と訳すので「音楽を聞くことが好き」と訳しましょう。
Some〜. Others〜.:〜な人もいれば〜な人もいる。

Take Action! Talk 5「サンドイッチに何を入れましょうか」

店員:サンドイッチに何を入れましょうか?

what would you like?:何がお好みですか?

ジン:ベーコン、レタス、トマト3切れ、そして少しの玉ねぎをお願いします。

a little bit :少し

店員:サイドでピクルスはいかがですか?

would you like〜:〜はいかがですか?

ジン:いいえ、結構です。

店員:他にはありますか?チップス?サラダ?

anything else:他に何か

ジン:サラダをお願いします。

以上で「I Have a Dream」の現代語訳と重要文法の解説を終了します。Lesson5のテーマは目的格の関係代名詞なので関係代名詞の箇所の和訳は必ず完璧にし、関係代名詞の箇所が空欄になっていて補充する問題も出るかと思いますのでしっかり見直しましょう。
定期テスト頑張ってください!

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