こんにちは!都立自校作成校受験対策専門塾・誠学会の中山です。
この記事では、公立中学校の中学2年生の光村図書出版が出している国語の教科書の中の三浦哲郎さんの『盆土産』の要点の解説と定期テストで出そうな問題の解説をします。
東京都の公立中学校で光村図書出版の国語の教科書を使っている方の定期テスト対策にお使いください。
※以下の地域に当てはまる方がこちらの教科書の対象です。
千代田区、中央区、港区、新宿区、文京区、台東区、墨田区、江東区、品川区、目黒区、大田区、世田谷区、渋谷区、中野区、杉並区、豊島区、北区、足立区、葛飾区、立川市、武蔵野市、青梅市、府中市、昭島市、調布市、町田市、小金井市、小平市、日野市、東村山市、国分寺市、国立市、西東京市、福生市、狛江市、東大和市、清瀬市、東久留米市、武蔵村山市、多摩市、羽村市、あきる野市、西多摩地区、大島地区、八丈地区、小笠原村
では解説を始めます。
目次
- 1 『盆土産』のあらすじ・筆者の主張・論理構造
- 2 『盆土産』の定期テスト予想問題
- 2.1 Q. 「こんなに慌てずに済む」とありますが、なぜ慌てていたのかがわかる一文を抜き出しなさい。
- 2.2 Q. 「家中でひやりとさせられた。」その理由が分かる一続きの二文を抜き出しなさい。
- 2.3 Q. 父親の速達からどのようなことが読み取れますか?
- 2.4 Q. 「祖母と、姉と、三人で、しばらく顔を見合わせていた。」とありますが、父親が帰ってくることに対して以外の理由を答えなさい。
- 2.5 Q. 「土産が少し心もとなかった」とありますが、なぜそう思ったのですか?
- 2.6 Q. 「どったらもんって、、、えびのフライだえな。えんびじゃねくて、えびフライ」と姉が言っていますが、この時の姉の気持ちを答えなさい。
- 2.7 Q. 「自分の流儀で気ままにかぶる」とありますが、具体的にどんなかぶり方ですか?
- 2.8 Q. 「二度びっくりさせられた。」とありますが、少年がびっくりしたことを二つ書きなさい。
- 2.9 Q. 「ドライアイス」のことを少年は何と表現していますか?二つ書き抜きなさい。
- 2.10 Q. 「紙袋の中を冷やし続けなければならなかった」とありますが、なぜ父親はそれをしなければならなかったのですか?
- 2.11 Q. 「父親は、満足そうに毛ずねをぴしゃぴしゃたたきながら言った」とありますが、毛ずねとはどこですか?
- 2.12 Q. 「父親は、満足そうに毛ずねをぴしゃぴしゃたたきながら言った」とありますが、父親はなぜ満足そうにしているのですか?えびの大きさ以外の理由を答えなさい。
- 2.13 Q. 「えんびフライ、、、。」という言葉が祖母の念仏に混じるのを少年が聞いた時、どう解釈しましたか?
- 2.14 Q. 「上目でしか見られなくなった」とありますが、この時の少年の気持ちを答えなさい。
- 2.15 Q. 「いつもより少し手荒くて」とありますが、この時の父親の気持ちを答えなさい。
- 2.16 Q. 父親と息子の関係を答えなさい。
- 3 内申点対策・定期テスト対策なら自校作成校専門対策塾 誠学会
『盆土産』のあらすじ・筆者の主張・論理構造
登場人物
少年、祖母、姉、少年の父親
場面
①父親が帰郷する日の朝
東京で働いている父から急に帰郷する旨の手紙が届く。
「土産はえびフライ」と書かれていて、知らない食べ物で期待が膨らむ。
②父親が帰郷した日
父が買ってきた車えびの大きさと美味しさに驚き、感動
③父親が東京に帰る日
家族で墓参りに行き、東京に帰る父と息子の別れ
『盆土産』の定期テスト予想問題
定期テストに出そうな問題を記載しますので、テスト前に自分でそれぞれの問いの答えが出るかをテストし、答えられない箇所はしっかり覚えておきましょう!
解答の根拠になる箇所も書いてありますので、手元に教科書を用意しながら見ましょう。
Q. 「こんなに慌てずに済む」とありますが、なぜ慌てていたのかがわかる一文を抜き出しなさい。
A. 明日はもう盆の入りで、殺生はいけないから、〜釣っておかなければいけない。
Q. 「家中でひやりとさせられた。」その理由が分かる一続きの二文を抜き出しなさい。
A. 東京から速達だというから、〜不吉なものを感じてしまう。
Q. 父親の速達からどのようなことが読み取れますか?
A. 手紙を書くことに慣れていない。
解説:「伝票のような紙切れ」、「濃淡の著しいボールペンの文字」短文の手紙からあまり手紙を書いたことがないことが分かります。
Q. 「祖母と、姉と、三人で、しばらく顔を見合わせていた。」とありますが、父親が帰ってくることに対して以外の理由を答えなさい。
A. えびフライがどんなものか分からなかったから。
解説:少年がえびフライが何か分からず、姉と祖母に質問したら両方とも知らなかったことから、えびフライに対しての疑問だということが分かります。
Q. 「土産が少し心もとなかった」とありますが、なぜそう思ったのですか?
A. 父が持ってくる土産が良いものなのか不安に思ったから。
解説:「心もとない」とは頼りない、不安だという意味です。その後に「わざわざ東京から盆土産に持って帰るくらいだから、とびきりうまいものにはちがいない。」と考えているのでえびフライが良いものなのか不安に思っていることが分かります。
Q. 「どったらもんって、、、えびのフライだえな。えんびじゃねくて、えびフライ」と姉が言っていますが、この時の姉の気持ちを答えなさい。
A. 弟にえびフライが何か分かっていないことを悟られたくない気持ち。
解説:えびフライが何か?という弟の質問に答えられず、しどろもどろして誤魔化しているのが分かりますね。
Q. 「自分の流儀で気ままにかぶる」とありますが、具体的にどんなかぶり方ですか?
A. あみだかぶり
Q. 「二度びっくりさせられた。」とありますが、少年がびっくりしたことを二つ書きなさい。
A. ①土産の紙袋の口を開けてみて、まず、氷が盛んに湯気を噴き上げていること。
②飛び出した塊の一つを拾おうとしたら指先がひりっとしたこと。
Q. 「ドライアイス」のことを少年は何と表現していますか?二つ書き抜きなさい。
A. ①盛んに湯気を噴き上げる氷
②砂糖菓子のような塊
Q. 「紙袋の中を冷やし続けなければならなかった」とありますが、なぜ父親はそれをしなければならなかったのですか?
A. 東京から村まで約9時間かかるので、生ものであるえびの新鮮度を保つため。
Q. 「父親は、満足そうに毛ずねをぴしゃぴしゃたたきながら言った」とありますが、毛ずねとはどこですか?
A. 自分の足
解説:毛ずねとは毛の生えた脛(すね)です。
Q. 「父親は、満足そうに毛ずねをぴしゃぴしゃたたきながら言った」とありますが、父親はなぜ満足そうにしているのですか?えびの大きさ以外の理由を答えなさい。
A. 子供たちがエビを見て驚いていたから。
解説:父親の不器用だが、子供思いなところが見てとれますね。
Q. 「えんびフライ、、、。」という言葉が祖母の念仏に混じるのを少年が聞いた時、どう解釈しましたか?
A. えびフライを食べたことを死んだ祖父と母親に報告している。
Q. 「上目でしか見られなくなった」とありますが、この時の少年の気持ちを答えなさい。
A. 早死にしてしまった母親が食べたことないであろうえびフライを食べてしまい、申し訳なく思う気持ち。
解説:墓を上目でしか見れないとは、罪悪感で直視できないという意味です。
Q. 「いつもより少し手荒くて」とありますが、この時の父親の気持ちを答えなさい。
A. 息子を励ます気持ち。
解説:「なぜだか不意にしゃくり上げそうになって」に着目しましょう。「しゃくり上げる」とは息を急に吸い込むような声をし、肩を震わせて泣くことです。つまり、父親とまた別れる息子が泣いてしまっている場面です。それを励ます父親という構図です。
Q. 父親と息子の関係を答えなさい。
A. お互いに本音を言い合えない不器用さはあるが、お互いを思い合っている関係
以上で『盆土産』の解説と予想問題を終わります。しっかり予想問題を解いて、定期テストで高得点をとりましょう!
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