こんにちは!都立自校作成校受験対策専門塾・誠学会の中山です。
この記事では、公立中学校の中学2年生の光村図書出版が出している国語の教科書の中の向田邦子さんの『字のない葉書』の要点の解説と定期テストで出そうな問題の解説をします。
東京都の公立中学校で光村図書出版の国語の教科書を使っている方の定期テスト対策にお使いください。
※以下の地域に当てはまる方がこちらの教科書の対象です。
千代田区、中央区、港区、新宿区、文京区、台東区、墨田区、江東区、品川区、目黒区、大田区、世田谷区、渋谷区、中野区、杉並区、豊島区、北区、足立区、葛飾区、立川市、武蔵野市、青梅市、府中市、昭島市、調布市、町田市、小金井市、小平市、日野市、東村山市、国分寺市、国立市、西東京市、福生市、狛江市、東大和市、清瀬市、東久留米市、武蔵村山市、多摩市、羽村市、あきる野市、西多摩地区、大島地区、八丈地区、小笠原村
では解説を始めます。
目次
- 1 『字のない葉書』のあらすじ・筆者の主張・論理構造
- 2 『字のない葉書』の定期テスト予想問題
- 2.1 Q. P106 1行目「死んだ父は筆まめな人であった」とありますが、それが分かる1文を抜き出しなさい。
- 2.2 Q. 父からの手紙には、日常の些細なことまで書いてあります。具体的な事柄を二つ書き抜きなさい。
- 2.3 Q. P106 4行目「向田邦子殿と書かれた表書きを初めて見た時」筆者はどう思いましたか?
- 2.4 Q. P106 5行目「父が娘宛ての手紙に「殿」と使うのは当然」とありますが、なぜですか?
- 2.5 Q. P106 8行目「突然の変わりよう」とありますが、どんな変わりようですか?
- 2.6 Q. P107 2行目「非の打ち所のない父親がそこにあった」とありますが、「そこ」とはどこでしょう?
- 2.7 Q. P107 4行目「暴君ではあった」とありますが、暴君であるエピソードを二つ抜き出しなさい。
- 2.8 Q. P107 4行目「他人行儀という形」とありますが、手紙の文面から他人行儀な点を二つ答えなさい。
- 2.9 Q. P107 6行目「日頃気恥ずかしくて演じられない父親」とありますが、それはどのような父親像ですか?その部分を抜き出しなさい。
- 2.10 Q. P108 1行目「元気な日はマルを書いて、毎日一枚ずつポストに入れなさい。」とありますが、なぜ父はこう言ったのでしょう?
- 2.11 Q. P108 3行目「宛名だけ書かれたかさ高な葉書の束をリュックサックに入れ、」とありますが、なぜこんなに大量の葉書を渡したのですか?
- 2.12 Q. P108 6行目「赤鉛筆の大マル」とありますが、なぜ妹は大マルを書いたのですか?
- 2.13 Q. P108 9行目「マルは急激に小さくなっていった」とありますが、その理由を答えなさい。
- 2.14 Q. P108 13行目「まもなくバツの葉書も来なくなった」とありますが、その理を表す一文を抜き出しなさい。
- 2.15 Q. P108 15行目「小さいのに手をつけると叱る父も、この日は何も言わなかった」とありますが、その理由を答えなさい。
- 2.16 Q. P109 1行目「茶の間に座っていた父ははだしで表へ飛び出した。」とありますが、この時の父の心情を答えなさい。
- 2.17 Q. P109 4行目「大人の男が声を立てて泣くのを初めて見た」とありますが、このシーンは何を表していますか?
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『字のない葉書』のあらすじ・筆者の主張・論理構造
登場人物
筆者(姉)
父…いつもは勝手気ままな乱暴な父親だが、今回の話ではそんな父親の家族に対する愛情に注目しています。
弟
末の妹
あらすじ
戦争中の一家の様子を手紙に着目して描かれています。いつもは怖いけれど不器用で愛情の深い父親と娘のお話です。
『字のない葉書』の定期テスト予想問題
定期テストに出そうな問題を記載しますので、テスト前に自分でそれぞれの問いの答えが出るかをテストし、答えられない箇所はしっかり覚えておきましょう!
解答の根拠になる箇所も書いてありますので、手元に教科書を用意しながら見ましょう。
Q. P106 1行目「死んだ父は筆まめな人であった」とありますが、それが分かる1文を抜き出しなさい。
A. 私が女学校一年で〜手紙をよこした。(P106 2行目)
解説:筆まめとは手紙をよく書くという意味です。
Q. 父からの手紙には、日常の些細なことまで書いてあります。具体的な事柄を二つ書き抜きなさい。
A. 新しい東京の社宅の間取り、庭の植木の種類 (P106 10行目)
Q. P106 4行目「向田邦子殿と書かれた表書きを初めて見た時」筆者はどう思いましたか?
A. いつも呼び捨てにしている父が向田邦子殿と書いていることに驚いたが、恥ずかしいような晴れがましい気持ちになった。
解説:P106 8行目に呼び捨てにされることが日常であったことから、突然「〜殿」と使われたことに晴れがましい気分になったことがわかります。「こそばゆい」は恥ずかしいという意味です。
Q. P106 5行目「父が娘宛ての手紙に「殿」と使うのは当然」とありますが、なぜですか?
A. 目下の人への手紙には「殿」を使うから。
解説:昔は目下の人には「殿」、目上の人には「様」を使っていました。
Q. P106 8行目「突然の変わりよう」とありますが、どんな変わりようですか?
A. 呼び捨てから向田邦子殿や貴女と手紙で書かれていた。
Q. P107 2行目「非の打ち所のない父親がそこにあった」とありますが、「そこ」とはどこでしょう?
A. 手紙の中
解説:手紙の外では父親はかんしゃくを起こして母や子供たちに手を上げるが、手紙の中では威厳と愛情にあふれていることがわかります。
Q. P107 4行目「暴君ではあった」とありますが、暴君であるエピソードを二つ抜き出しなさい。
A. ①「おい、邦子!」と呼び捨てにされ、〜日常のことであった(P106 7行目)
②ふんどし一つで〜子供たちに手を上げる(P107 1行目)
解説:暴君とは「勝手気ままに振る舞う横暴な様子」です。
Q. P107 4行目「他人行儀という形」とありますが、手紙の文面から他人行儀な点を二つ答えなさい。
A. ①折り目正しい時候の挨拶に始まる点
②私を貴方とよぶ点
Q. P107 6行目「日頃気恥ずかしくて演じられない父親」とありますが、それはどのような父親像ですか?その部分を抜き出しなさい。
A. 威厳と愛情にあふれた非の打ちどころのない父親
Q. P108 1行目「元気な日はマルを書いて、毎日一枚ずつポストに入れなさい。」とありますが、なぜ父はこう言ったのでしょう?
A. まだ字が書けなかった妹の安否を知りたかったから。
Q. P108 3行目「宛名だけ書かれたかさ高な葉書の束をリュックサックに入れ、」とありますが、なぜこんなに大量の葉書を渡したのですか?
A. 学童疎開が長引く可能性があったから。
Q. P108 6行目「赤鉛筆の大マル」とありますが、なぜ妹は大マルを書いたのですか?
A. 疎開先で赤飯やぼた餅を食べて嬉しかったから。
Q. P108 9行目「マルは急激に小さくなっていった」とありますが、その理由を答えなさい。
A. 妹の疎開先での生活が辛くなってきたから。
Q. P108 13行目「まもなくバツの葉書も来なくなった」とありますが、その理を表す一文を抜き出しなさい。
A. 三月目に母が迎えに行った時、〜寝かされていたという。
Q. P108 15行目「小さいのに手をつけると叱る父も、この日は何も言わなかった」とありますが、その理由を答えなさい。
A. 筆者と弟が末の妹を喜ばすためにやったことだと分かっていたから。
Q. P109 1行目「茶の間に座っていた父ははだしで表へ飛び出した。」とありますが、この時の父の心情を答えなさい。
A. 待ちわびた末の妹の帰宅を喜んでいる。
Q. P109 4行目「大人の男が声を立てて泣くのを初めて見た」とありますが、このシーンは何を表していますか?
A.父の娘に対する愛情
以上で『字のない葉書』の解説と予想問題を終わります。しっかり予想問題を解いて、定期テストで高得点をとりましょう!
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