都立国分寺高校普通科推薦入試小論文解説・令和4年度(2022年度)

2022年度(令和4年度)都立国分寺高校推薦入試小論文解説

都立国分寺高校普通科の推薦入試では、 問題発見力 や 社会的な課題に対する関心と提案力 が問われます。
特に、 自ら問題を見つけ、それに対する考察や解決策を論理的に述べる力 が求められます。

この記事では、2022年度の都立国分寺高校の推薦入試で出題された小論文問題について解説します。
都立国分寺高校のホームページでは過去問が掲載されていますが、入試当日に付された文章や資料は公開されていません。

したがって、本記事では、以下の2つのテーマについて一般的な論点を整理して解説します。

  1. 問題発見力
  2. 地球環境問題について人々の関心を高めるための方策

念のため、小論文の問題が掲載されている都立国分寺高校のホームページのURLをご紹介します。

では解説を始めていきます。

第1問

問題発見力とは何か

問題発見力とは、現状の課題や矛盾を見つけ、それを明確にし、解決策を考える力 です。
これは、単なる「問題解決能力」とは異なり、 そもそも何が問題なのかを特定する力 を指します。

例えば、学校生活の中で、

  • 「勉強の効率が悪い」
  • 「部活動と勉強の両立が難しい」

と感じることがあっても、漠然と悩むだけでは解決にはつながりません。

問題発見力を持つ人は、こうした悩みを「具体的な問題」として整理し、解決の糸口を見つけることができます。

例えば、

  • 「なぜ勉強の効率が悪いのか? → 勉強時間の使い方に問題があるのでは?」
  • 「どうすれば部活と勉強を両立しやすくなるのか? → スケジュール管理を見直すべきでは?」

このように、 「何が問題なのか」を明確にすることで、初めて適切な解決策を考えることができる のです。

社会でも、 環境問題や経済問題、教育問題などを解決するためには、まず本質的な課題を見つけることが重要です。
問題発見力は、将来どの分野で働くとしても 必要不可欠な力 だといえるでしょう。

問題発見力を鍛える方法

問題発見力を鍛えるためには、 日々の習慣や考え方を工夫することが大切 です。
具体的には、以下の3つの方法が有効です。

① 日常の疑問を言語化する
身近な出来事に対して「なぜ?」と問いかける習慣をつけましょう。

例えば、

  • 「なぜ学校ではスマホが禁止されているのか?」
  • 「なぜ日本の食料自給率は低いのか?」
  • 「なぜ電車の優先席は使われないことが多いのか?」

こうした疑問を考え、自分なりに調べたり議論したりすることで、 問題を発見する力が養われます。

② 多角的な視点を持つ
問題を発見するには、 一つの視点だけでなく、異なる立場から考えることが重要 です。

例えば、

  • スマホの使用禁止について → 生徒・教師・保護者の立場で考える
  • 食料自給率について → 消費者・農家・政府の視点から考える

このように、 さまざまな立場の意見を知ることで、より本質的な問題を見つけることができます。

③ 読書やニュースを活用する
新聞記事や評論を読むことで、 社会の問題に対する視野を広げることができます。

例えば、

  • 新聞の記事を読んで、「この記事はどんな問題を扱っているのか?」と考える。
  • 本を読んで、著者の主張に対して「本当にそうなのか?」と疑問を持つ。

こうした習慣を続けることで、 自分で問題を見つける力が自然と身についていきます。

問題発見力の鍛え方についての200字程度の小論文例

問題発見力とは物事の本質的な課題を見つけ出し、解決策を考える力だ。私は高校でこの力を鍛えるために日常の疑問を意識し、記録する習慣をつけたい。例えば、学校生活での不便さをメモし、その背景を考察する。また、ニュースを読み、社会問題について自分なりの意見を持つことも重要だ。他者との議論で多角的な視点を養い、より本質的な問題発見ができるようになりたい。このような努力を重ねて社会の課題解決に貢献したい。(198文字)

第2問

地球環境問題に対する関心を高めるための方策

地球環境問題を解決するためには、 多くの人が関心を持ち、行動を起こすことが必要 です。
しかし、「自分一人が努力しても意味がない」と考え、行動に移さない人も少なくありません。

そこで、人々の関心を高め、積極的な参加を促すためには、以下のような方策が考えられます。

① 身近な影響を伝える
環境問題は 遠い未来の話ではなく、すでに私たちの生活に影響を与えている ことを伝えることが大切です。

例えば、

  • 異常気象 が増え、猛暑や台風の被害が深刻になっている。
  • 食品ロス が家計にも影響し、食材の価格が上昇している。
  • 大気汚染 が健康に悪影響を与え、呼吸器疾患のリスクが高まっている。

このように、 環境問題を「自分ごと」として考えられるような情報発信 が有効です。

② SNSや映像を活用する
若者を中心に、SNSや動画コンテンツは 情報を広める強力なツール となっています。

例えば、

  • 短い動画で 環境問題の現状や解決策 を分かりやすく紹介する。
  • インフルエンサーや著名人が 環境保護活動を発信 し、関心を引く。
  • 企業や自治体が エコ活動をPR し、参加を促す。

文字だけの情報よりも、 視覚的・感覚的に伝わるコンテンツ が効果的です。

③ 地域活動への参加を促す
環境問題への意識を高めるには、 実際に行動してみること が大切です。

例えば、

  • ゴミ拾い活動に参加し、街をきれいにする実感を得る。
  • エコイベント(リサイクル体験・マイボトル推奨運動など) に参加する。
  • 学校や地域で省エネ・節水キャンペーン を行い、身近な工夫を実践する。

実際に行動することで、 環境問題が身近なものだと実感し、意識が高まる でしょう。

地球環境問題について人々の関心を高めるための方策についての200字程度の小論文例

地球環境問題への関心を高めるには、身近な影響を伝えることが重要だ。例えば、近隣で発生した異常気象の例を示し、「私たちの生活にも関係がある」と意識させる。また、SNSや動画を活用した人々が関心を持ちやすい形での情報発信も有効だ。さらに、地域の清掃活動などに参加し、実際に環境保護の行動を取ることで、問題を「自分ごと」として考えられる。このような方策によって、人々の環境意識は向上すると考える。(197文字)

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