こんにちは!都立自校作成校受験対策専門塾・誠学会の中山です。
この記事では、公立中学校の中学3年生の光村図書出版が出している国語の教科書の中の鷲田清一作『誰かの代わりに』の要点の解説と定期テストで出そうな問題の解説をします。
東京都の公立中学校で光村図書出版の国語の教科書を使っている方の定期テスト対策にお使いください。
※以下の地域に当てはまる方がこちらの教科書の対象です。
千代田区、中央区、港区、新宿区、文京区、台東区、墨田区、江東区、品川区、目黒区、大田区、世田谷区、渋谷区、中野区、杉並区、豊島区、北区、足立区、葛飾区、立川市、武蔵野市、青梅市、府中市、昭島市、調布市、町田市、小金井市、小平市、日野市、東村山市、国分寺市、国立市、西東京市、福生市、狛江市、東大和市、清瀬市、東久留米市、武蔵村山市、多摩市、羽村市、あきる野市、西多摩地区、大島地区、八丈地区、小笠原村
では解説を始めます。
目次
- 1 『誰かの代わりに』の筆者の主張
- 2 『誰かの代わりに』の定期テスト予想問題
- 2.1 Q. P167 1行目「『何をしてきたか』『何ができるか』で人の価値を測る社会」とありますが、こうした社会ではどんな人が価値が高いのですか?
- 2.2 Q. P167 16行目「あなたはあなたのままでいい。」を言い換えた6文字を抜き出しなさい。
- 2.3 Q. P168 5行目「自立は独立のことではない」とありますが、自立と独立の違いを答えなさい。
- 2.4 Q. P168 8行目「でも、私たちは、〜」の段落から読み取れる筆者の主張を「独立」という言葉を用いて答えなさい。
- 2.5 Q. P168 17行目「他人との支え合いのネットワークをいつでも使える用意ができている」を言い換えている部分を同じ段落から二つ答えなさい。
- 2.6 Q. P169 13行目「それとの格闘をお任せする」とは苦労や困難をどうすることですか?
- 2.7 Q. P169 13行目「誰か他の人に、あるいは社会のある仕組みに、それとの格闘をお任せする」と反対の言葉を7字で抜き出しなさい。
- 2.8 Q. P168 19行目「苦労と苦労としてそのまま引き受ける」ために必要なことを抜き出しなさい。
- 2.9 Q. P169 2行目「責任を負う。」の本当の意味を表す2文字の単語を同じ段落から抜き出しなさい。
- 2.10 Q. P170 3行目「自分とは何かという自分が存在することへの意味への問い」とありますが、それに対する筆者の答えを答えなさい。
- 3 内申点対策・定期テスト対策なら自校作成校専門対策塾 誠学会
『誰かの代わりに』の筆者の主張
何にでもなれる自由な現代社会→何ができるかで価値を測る社会
↓ それが原因で
自分は価値があるのかと悲観的になる。
↓ それを克服するために
独立ではなく自立が必要(独立は他人に依存しないこと、自立は相互に支え合うこと)
結論
他人と関わり自分とは何かを見つけていくべき。
『誰かの代わりに』の定期テスト予想問題
定期テストに出そうな問題を記載しますので、テスト前に自分でそれぞれの問いの答えが出るかをテストし、答えられない箇所はしっかり覚えておきましょう!
解答の根拠になる箇所も書いてありますので、手元に教科書を用意しながら見ましょう。
Q. P167 1行目「『何をしてきたか』『何ができるか』で人の価値を測る社会」とありますが、こうした社会ではどんな人が価値が高いのですか?
A. 他の人にはない能力や才能がある人(P167 3行目)
Q. P167 16行目「あなたはあなたのままでいい。」を言い換えた6文字を抜き出しなさい。
A. 無条件の肯定(P167 10行目)
Q. P168 5行目「自立は独立のことではない」とありますが、自立と独立の違いを答えなさい。
A. 「独立」は誰かに依存している状態ではないことを意味し、「自立」は相互に依存、支え合うことを意味する。
Q. P168 8行目「でも、私たちは、〜」の段落から読み取れる筆者の主張を「独立」という言葉を用いて答えなさい。
A. 人は社会の中で独立して生きることはできない。
解説:「私たちは、誰も独りでは生きられません。」という言葉から「自立」と「独立」というテーマの「独立」を否定し、「自立」を肯定している筆者の主張を読み取りましょう。
Q. P168 17行目「他人との支え合いのネットワークをいつでも使える用意ができている」を言い換えている部分を同じ段落から二つ答えなさい。
A. 困難を一人で抱え込まないでいられること、気持ちの上ではいつも支える側に回る用意があるということ
Q. P169 13行目「それとの格闘をお任せする」とは苦労や困難をどうすることですか?
A. 苦労や困難を押し付ける(与える)
解説:P169 16行目「これに対して、」に注目しましょう。その後に「苦労を苦労として引き受ける」と書いてあります。そのため、その前の段落は「引き受ける」の反対のことについて書かれていると予測できます。
Q. P169 13行目「誰か他の人に、あるいは社会のある仕組みに、それとの格闘をお任せする」と反対の言葉を7字で抜き出しなさい。
A. 誰かの代わりに
Q. P168 19行目「苦労と苦労としてそのまま引き受ける」ために必要なことを抜き出しなさい。
A. 人と支え合うこと、人と応じ合うこと(P170 2行目)
Q. P169 2行目「責任を負う。」の本当の意味を表す2文字の単語を同じ段落から抜き出しなさい。
A. 協同
Q. P170 3行目「自分とは何かという自分が存在することへの意味への問い」とありますが、それに対する筆者の答えを答えなさい。
A. 自分の中ばかりを見ず、他の人たちとの関わりの中で自分の存在する意味が分かる。
以上で『誰かの代わりに』の解説と予想問題を終わります。しっかり予想問題を解いて、定期テストで高得点をとりましょう!
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