こんにちは!都立自校作成校受験対策専門塾・誠学会の中山です。
この記事では、公立中学校の中学2年生の光村図書出版が出している国語の教科書の中の石川忠久さんの『漢詩の風景』の要点の解説と定期テストで出そうな問題の解説をします。
東京都の公立中学校で光村図書出版の国語の教科書を使っている方の定期テスト対策にお使いください。
※以下の地域に当てはまる方がこちらの教科書の対象です。
千代田区、中央区、港区、新宿区、文京区、台東区、墨田区、江東区、品川区、目黒区、大田区、世田谷区、渋谷区、中野区、杉並区、豊島区、北区、足立区、葛飾区、立川市、武蔵野市、青梅市、府中市、昭島市、調布市、町田市、小金井市、小平市、日野市、東村山市、国分寺市、国立市、西東京市、福生市、狛江市、東大和市、清瀬市、東久留米市、武蔵村山市、多摩市、羽村市、あきる野市、西多摩地区、大島地区、八丈地区、小笠原村
では解説を始めます。
目次
- 1 漢詩の予備知識
- 2 『漢詩の風景』の定期テスト予想問題
- 2.1 Q. P162の春暁から、この漢詩の中で作者はどこにいますか?
- 2.2 Q. P162の春暁から「処処啼鳥を聞く」の意味を答えなさい。
- 2.3 Q. P162の春暁から「花落つること知る多少」とありますが、その原因を答えなさい。
- 2.4 Q. P162の春暁から、この漢詩の読者に与えるイメージを答えなさい。
- 2.5 Q. P164 絶句から、この漢詩の形式を答えなさい。
- 2.6 Q. P164 絶句から、この漢詩の1、2句目にはどの季節のことが描かれていますか?
- 2.7 Q. P164 絶句から、この漢詩の1、2句目の特徴を答えなさい。
- 2.8 Q. P164 絶句から、「今春看す又過ぐ」とはどういうことですか?
- 2.9 Q. P164 絶句は作者のどのような気持ちを表していますか?
- 2.10 Q. P165 「黄鶴楼にて〜」の漢詩の形式を答えなさい。
- 2.11 Q. P165 「黄鶴楼にて〜」の漢詩の登場人物を答えなさい。
- 2.12 Q. P165 「黄鶴楼にて〜」の漢詩の状況を答えなさい。
- 2.13 Q. P165 「黄鶴楼にて〜」の漢詩の「煙花三月揚州に下る」の季節を答えなさい。
- 2.14 Q. P165 「黄鶴楼にて〜」の漢詩の「孤帆の遠影碧空に尽き」とはどういうことを示していますか?
- 2.15 Q. P165 「黄鶴楼にて〜」の漢詩の「孤帆の遠影碧空〜流るるを」から作者のどのような気持ちが伺えますか?
- 3 内申点対策・定期テスト対策なら自校作成校専門対策塾 誠学会
漢詩の予備知識
五言絶句:一句(1かたまり)が五語で、四句(4かたまり)から成っている漢詩
五言律詩:一句(1かたまり)が五語で、八句(8かたまり)から成っている漢詩
七言絶句:一句(1かたまり)が七語で、四句(4かたまり)から成っている漢詩
七言律詩:一句(1かたまり)が七語で、八句(8かたまり)から成っている漢詩
『漢詩の風景』の定期テスト予想問題
定期テストに出そうな問題を記載しますので、テスト前に自分でそれぞれの問いの答えが出るかをテストし、答えられない箇所はしっかり覚えておきましょう!
解答の根拠になる箇所も書いてありますので、手元に教科書を用意しながら見ましょう。
Q. P162の春暁から、この漢詩の中で作者はどこにいますか?
A. 布団の中(眠りの中)
解説:「暁」とは「明け方」、「覚えず」とは「気づかない」を意味しています。つまり、春の眠りの気持ちよさを表しています。春眠暁を覚えず。を現代語訳すると、春の眠りの心地が良いので、夜が明けたことにも気づかない。となります。
Q. P162の春暁から「処処啼鳥を聞く」の意味を答えなさい。
A. あちこちでさえずる鳥の鳴き声が聞こえる。
解説:明け方に鳥が鳴いている風景がイメージできますね。
Q. P162の春暁から「花落つること知る多少」とありますが、その原因を答えなさい。
A. 夜に風が吹き、雨が降ったから。
Q. P162の春暁から、この漢詩の読者に与えるイメージを答えなさい。
A. ゆったりとした印象、のんびりとした印象
Q. P164 絶句から、この漢詩の形式を答えなさい。
A. 五言絶句
解説:五言絶句とは一句(1かたまり)が五語で、四句(4かたまり)から成っている漢詩です。
Q. P164 絶句から、この漢詩の1、2句目にはどの季節のことが描かれていますか?
A. 春
解説:川の緑、山の青さ、花が咲き乱れている様子から春の美しい風景を描いています。
Q. P164 絶句から、この漢詩の1、2句目の特徴を答えなさい。
A. 色が対照的に描かれている。
解説:川の緑と鳥の白、山の青と花の赤が対照的に描かれています。
Q. P164 絶句から、「今春看す又過ぐ」とはどういうことですか?
A. 作者が毎年同じことをしていること
解説:「又」に着目しましょう。またということは長年同じことを繰り返していることが分かります。
Q. P164 絶句は作者のどのような気持ちを表していますか?
A. 故郷から離れて暮らさなければならないことを悲しむ気持ち。
解説:4句目を訳すと「いつになったら故郷に帰れるのだろうか」となるので早く帰りたいが、帰れないことを嘆いているのが分かりますね。
Q. P165 「黄鶴楼にて〜」の漢詩の形式を答えなさい。
A. 七言絶句
解説:七言絶句とは一句(1かたまり)が七語で、四句(4かたまり)から成っている漢詩です。
Q. P165 「黄鶴楼にて〜」の漢詩の登場人物を答えなさい。
A. 蒙浩然、李白
Q. P165 「黄鶴楼にて〜」の漢詩の状況を答えなさい。
A. 蒙浩然が舟で長江を下って揚州に行くのを李白が黄鶴楼の上で見送っている。
Q. P165 「黄鶴楼にて〜」の漢詩の「煙花三月揚州に下る」の季節を答えなさい。
A. 春
解説:煙花は春がすみを指し、三月なので春の美しく色鮮やかな情景を思い浮かべましょう。
Q. P165 「黄鶴楼にて〜」の漢詩の「孤帆の遠影碧空に尽き」とはどういうことを示していますか?
A. 蒙浩然が乗った舟が見えなくなったこと
Q. P165 「黄鶴楼にて〜」の漢詩の「孤帆の遠影碧空〜流るるを」から作者のどのような気持ちが伺えますか?
A. 友人との別れを惜しむ気持ち。
以上で『漢詩の風景』の解説と予想問題を終わります。しっかり予想問題を解いて、定期テストで高得点をとりましょう!
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