【中2国語定期テスト対策】『仁和寺にある法師-「徒然草」から』の現代語訳・解説・予想問題-光村図書

【中2国語定期テスト対策】『仁和寺にある法師-「徒然草」から』の解説・予想問題

こんにちは!都立自校作成校受験対策専門塾・誠学会の中山です。

この記事では、公立中学校の中学2年生の光村図書出版が出している国語の教科書の中の兼好法師の『仁和寺にある法師-「徒然草」から』の要点の解説と定期テストで出そうな問題の解説をします。

東京都の公立中学校で光村図書出版の国語の教科書を使っている方の定期テスト対策にお使いください。

※以下の地域に当てはまる方がこちらの教科書の対象です。

千代田区、中央区、港区、新宿区、文京区、台東区、墨田区、江東区、品川区、目黒区、大田区、世田谷区、渋谷区、中野区、杉並区、豊島区、北区、足立区、葛飾区、立川市、武蔵野市、青梅市、府中市、昭島市、調布市、町田市、小金井市、小平市、日野市、東村山市、国分寺市、国立市、西東京市、福生市、狛江市、東大和市、清瀬市、東久留米市、武蔵村山市、多摩市、羽村市、あきる野市、西多摩地区、大島地区、八丈地区、小笠原村

では解説を始めます。

『仁和寺にある法師-「徒然草」から』のあらすじ

徒然草は鎌倉時代に兼好法師によって書かれた随筆です。

作者の兼好法師が退屈な日々の中で思いついたとりとめもないことを書き留めています。

『仁和寺にある法師-「徒然草」から』の現代語訳

古文の定期テスト対策は現代語訳の暗記が必須事項です。必ず覚えましょう。

仁和寺という寺にいた法師が、歳を取るまで岩清水八幡宮を拝みに行ったことがなかったので、残念なことに思われて、ある日思い立って、一人で徒歩でお参りに行きました。極楽寺や高良などを拝んで、これでいいだろうと思って帰りました。

さて、仲間に向かって「長年、思っていたことを果たしました。噂に聞いたよりも勝って尊かったです。それにしても、参拝している人たちは山に登っていましたが、何かあったのでしょうか。それを知りたかったけれど、神に参拝するのが本来の目的だと思って、山までは登りませんでした」と言いました。

少しのことでも、その道を先導する人があってほしいものものであるなぁ(いるにこしたことはないなぁ)。

『仁和寺にある法師-「徒然草」から』の定期テスト予想問題

定期テストに出そうな問題を記載しますので、テスト前に自分でそれぞれの問いの答えが出るかをテストし、答えられない箇所はしっかり覚えておきましょう!

解答の根拠になる箇所も書いてありますので、手元に教科書を用意しながら見ましょう。

Q. P158の古文 序段「つれづれなるままに、〜こそものぐるほしけれ。」の中で係結びの箇所を答えなさい。

A. あやしうこそものぐるほしけれ。

解説:係助詞「こそ」に注目しましょう。「こそ」があると文末が終止形から已然形になります。そのため、「ものぐるほしけり」ではなく、「ものぐるほしけれ。」となっています。

Q. P159 3行目「年ごろ思ひつること」とは何ですか?

A. 石清水を参拝すること。

解説:「歳を取るまで岩清水八幡宮を拝みに行ったことがなかったので、残念なことに思って」とありますので長年心に留めていたことはこのことだと分かります。

Q. P159 4行目「尊くこそおはしけれ。」とありますが、本人は何を見たと思っていますか?

A. 石清水

Q. P159 4行目「尊くこそおはしけれ。」とありますが、何を実際に見て尊く思ったのですか?

A. 極楽寺・高良

Q. P159 6行目「山までは見ず。」とありますが、山まで行ったら何が見れたのですか?

A. 石清水

Q. P159 1行目「極楽寺・高良などを拝みて、かばかりと心得て帰りにけり。」とありますが、この行動は法師の何を表していますか?

A. 極楽寺・高良を石清水と勘違いしている。

Q. 「仁和寺にある〜あらまほしきことなり」の古文中で係結びの箇所を三つ答えなさい。

A. ①P159 4行目 尊くこそおはしけれ。
②P159 5行目 神へ参るこそ本意なれ
③P159 6行目 山までは見ず。」とぞ言ひける。

解説:係助詞の「ぞ・なむ・や・か・こそ」は覚えましょう。「ぞ・なむ・や・か」は文末を終止形から連体形に、「こそ」は終止形から已然形に変えます。

Q. 作者の主張を答えなさい。

A. 些細なことでも、その道の先達者はいてほしいものだ。

解説:法師が誰かから事前にアドバイスをもらう、もしくは先導してくれる人がいればこんなことにはならなかったのにという内容です。

以上で『仁和寺にある法師-「徒然草」から』の解説と予想問題を終わります。しっかり予想問題を解いて、定期テストで高得点をとりましょう!

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