【中3国語定期テスト対策】「握手」の全解説-光村図書

【中3国語定期テスト対策】「握手」の全解説

こんにちは!都立自校作成校受験対策専門塾・誠学会の中山です。

この記事では、公立中学校の中学3年生の光村図書出版が出している国語の教科書の中の「握手」という文章の要点の解説と定期テストで出そうな問題の解説をします。

東京都の公立中学校で光村図書出版の国語の教科書を使っている方の定期テスト対策にお使いください。

※以下の地域に当てはまる方がこちらの教科書の対象です。

千代田区、中央区、港区、新宿区、文京区、台東区、墨田区、江東区、品川区、目黒区、大田区、世田谷区、渋谷区、中野区、杉並区、豊島区、北区、足立区、葛飾区、立川市、武蔵野市、青梅市、府中市、昭島市、調布市、町田市、小金井市、小平市、日野市、東村山市、国分寺市、国立市、西東京市、福生市、狛江市、東大和市、清瀬市、東久留米市、武蔵村山市、多摩市、羽村市、あきる野市、西多摩地区、大島地区、八丈地区、小笠原村

では解説を始めます。

目次

小説の要約・内容・筆者の主張

この小説の内容と筆者の主張

わたし(修道院の卒業生)とルロイ修道士(恩師)が再会し、過去の出来事を回想しながら物語が進んでいきます。

現在、わたしとルロイ修道士が話しているシーンから「あの頃は〜」といった回想シーンが挿入されて、また現在のシーンに戻ることが繰り返されます。定期テストでは現在を表す箇所と過去の回想を表す箇所を聞かれるかもしれないのでしっかり見ておきましょう。

この物語ではルロイ修道士の指の描写が多く登場し、それがルロイ修道士の気持ちの変化を表しています。

定期テスト予想問題

定期テストに出そうな問題を記載しますので、テスト前に自分でそれぞれの問いの答えが出るかをテストし、答えれない箇所はしっかり覚えておきましょう!

解答の根拠になる箇所も書いてありますので、手元に教科書を用意しながら見ましょう。

Q. ルロイ修道士の奇妙な爪についてのうわさとは何か?

A. 日本にやって来て二年もしないうちに〜心の底では日本人を憎んでいる。いつかは爆発するぞ。

解説:上記の箇所がルロイ修道士のうわさに該当します。うわさではルロイ修道士が日本人を憎んでいると思われているのですね。

Q. 「ルロイ修道士は、戦勝国の白人〜野菜を作り鶏を育てている。」の部分からルロイ修道士はどのような人物だと思われますか?

A. 戦勝国とか敗戦国とかは関係なく、ただ一人一人の人間がいるだけだという考えを持つ人物。

解説:ルロイ修道士のセリフの「総理大臣のようなことを言ってはいけませんよ。〜一人一人の人間がいる、それだけのことですから。」から抜き出しましょう。

Q. 「ルロイ修道士は、戦勝国の白人〜野菜を作り鶏を育てている。」の後に「これはどういうことだろう。」と疑問を持っていますが、何に疑問を持ったのでしょう。

A. ①ルロイ先生がいつまでもたっても優しいこと。②ルロイ先生が戦勝国の白人であるにもかかわらず、敗戦国の子供のために、泥だらけになって野菜を作り鶏を育てていること。

解説:あんなにうれしそうに眺めているルロイ先生を少しでも疑っては罰が当たる。とわたしが思っている箇所からこの上記の二つに疑問を持ったことが伺えます。

Q. 「ルロイ修道士はナイフを皿の上に置いてから、右の人さし指をぴんと立てた」とありますがこれは何のためにしたのでしょう?

A. わたしが日本人を代表してもの言いだったので傲慢になるなと注意するため。

解説:人さし指をぴんと立てた後、「よく聞きなさい。」と説教をするシーンがありますのでそこから抜き出しましょう。

Q. 前述のルロイ先生の説教の直後、わたしが「わかりました。」と言っていますが、なぜ納得したのでしょう。

A. ルロイ先生の言葉は、ルロイ先生の生き方と合致していて、説得力があったから。

Q. ルロイ修道士の癖を二つ書き抜きなさい。

A. ①「こら。」とか、「よく聞きなさい。」とか言う代わりに、右の人さし指をぴんと立てる。②「わかった。」「よし。」「最高だ。」と言う代わりに右の人さし指をぴんと立てる。

解説:二箇所とも〜と言う代わりに右の人さし指を立てるのが癖だった。やルロイ修道士の癖で〜という記述があります。

Q.「 ルロイ修道士に食欲がない」とありますがなぜそう思ったのですか?

A. ルロイ修道士はナイフとフォークを動かしているだけで、オムレツをちっとも口へ運んでいなかったから。

解説:直後に書いてありますので抜き出しましょう。

Q. 危険信号とは何を指し、なぜそう思ったのですか?

A. 何:両手の人さし指をせわしく交差させ、打ち付ける動作、なぜ:平手打ちの前触れだから。

解説:これは危険信号だった。の指示後のこれに着目しましょう。これは直前の内容を表しています。また危険信号とはこれから起きる悪いことを知らせるものなので、悪いことに当たるのが平手打ちと予想できます。

Q. 「ぶたれてあたりまえの、ひどいことをしでかした」とありますが、それは何でしょう?また、ひどいことをしでかした結果どうなりましたか?

A. 何:無断で天使園を抜け出して東京へ行った。結果:ルロイ修道士に平手打ちされた。

Q. 「仕事がうまくいかないときはこの言葉を思い出してください。」のこの言葉とは何ですか?

A. 困難は分割せよ。

解説:この言葉を思い出してください。の直後に『』で強調されて『困難は分割せよ』と書いてあります。

Q. 「ルロイのこの言葉を忘れないでください。」と聞いてわたしは何を察知しましたか?

A. 元園長は何かの病にかかり、この世のいとまごいに、こうやって、かつての園児を訪ねて歩いているのではないか。

解説:いとまごいとは別れの挨拶のことであり、ルロイ修道士の遺言だと受け取っているように考えられます。

Q. 「ルロイのこの言葉を忘れないでください。」と聞いた時のわたしはどういう感情になりましたか?

A. 冗談じゃないぞとこれがルロイ修道士の最期の言葉になるのはたまったもんじゃないという気持ち。

Q. 「ルロイ修道士が病人なのではないか」とわたしが思った理由は何ですか?

A. ①ルロイ修道士がオムレツをちっとも食べないから。②ルロイ修道士がまるで遺言のようなことを言ったから。③ルロイ修道士のさっきの握手がなんだか変だったから。

Q. ルロイ修道士が上川くんの話をしたのは何を例示するためですか?

A. いっとう楽しく、何よりも嬉しいこと。

解説:ルロイ修道士が「天使園で育った子供が世の中へ出て、一人前の働きをしているのを見るときがいっとう楽しい。何よりもうれしい。」と言った後に上川くんの話をしているので、いっとう楽しく、何よりも嬉しいことの具体例だと分かります。

Q. ルロイ修道士が「上川くんはいけない運転手です。」と言った時の気持ちを答えなさい。

A. 天使園で育った子がしっかり働いていて、うれしい気持ち。

解説:本当に「いけない。」と否定的に思ってるのではなく、照れ隠しですね。その後に「けれども、そういうときがわたしにはいっとう楽しいですね。」と言っています。

Q. 上川くんのことをわたしが「もちろん知っている。」と言っていますが、なぜよく知っているのですか?

A. わたしを含む天使園の中高生が上川くんの姓名をつけたから。

解説:だから、忘れるわけないのである。と書いています。その「だから」の直前に理由が書いてあります。

Q. 「何も父子二代で天使園に入ることはないんです。」というルロイ修道士のセリフからどんな考えが読み取れますか?

A. 天使園で育った子なら親のいない悲しさを知っているのだから、自分の子供に同じ思いを味わわせないでほしい。

Q. この文章で大きく時間的に場面が変わるところはどこからでしょう?

A. 上野公園の葉桜が終わる頃、〜

解説:桜の時期が終わり、ルロイ修道士も亡くなっていることから、ルロイ修道士とわたしの会話のシーンから場面が変わったことが分かりますね。

Q. 思い切ってきいた。「ルロイ先生、死ぬのは怖くありませんか。」とありますが、なぜわたしは聞くのをためらったのですか?

A. 生死に関わる話だから。

解説:わたしはルロイ修道士が別れの挨拶に回っていると察知しているが、なかなか軽い気持ちで確かめられるものではないからですね。

Q. 「ルロイ修道士は少し赤くなって頭をかいた。」のはなぜですか?

A. 死期が近くなって別れの挨拶に回っているのを「わたし」に見透かされて恥ずかしかったから。

解説:その直前に「わたしたちがいたずらを見つかったときにしたように」と書いてあるので隠し事がバレてしまったことが読み取れます。

Q. 「にぎやかな天国へ行くと思うほうがよほど楽しい」という言葉からルロイ修道士のどのような気持ちが読み取れますか?

A. 物事を良い方に捉えようとする前向きでポジティブな気持ち。

Q. 「わたしは右の親指を立て、それから〜腕を上下に激しく振った。」という行動から、わたしのどういう感情が読み取れますか?

A. 励ましと感謝

解説:ルロイ修道士に死が迫っていることを察知しているわたしの状況から、最期の挨拶のような場面です。ルロイ修道士に感じていたポジティブな感情を選びましょう。

Q. 「ルロイ修道士は顔をしかめてみせた。」この時のルロイ修道士の感情を答えなさい。

A. わたしの励ましや感謝の念を受け止め、うれしいが照れを隠している。

解説:顔をしかめたではなく、顔をしかめてみせたという部分から本当に痛がっているわけではないのが読み取れます。

Q. 「わたしは知らぬ間に、両手の人さし指を交差させ、せわしく打ち付けていた。」この時のわたしの感情を答えなさい。

A. どうしようもできないもどかしさ、やるせなさ、悔しさ、いらだち。

解説:両手の人さし指を交差させ、せわしく打ち付ける動作はルロイ修道士の自分が好ましく思わないことを誰かがした時の癖です。そのため、わたしの「ルロイ修道士が死期が近く、別れの挨拶に回っている。」という直感が当たって欲しくないが当たってしまったことが読み取れます。

以上で「握手」の解説と予想問題を終わります。しっかり予想問題を解いて、定期テストで高得点をとりましょう!

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