立川高校

立川高校

国語

国語自校作成校の傾向を見ていきましょう。

大問1

大問1は漢字の読みの問題です。

小中9年間の漢字から出題されています。

送り仮名をともなう用法や意外な訓読みに注意が必要です。

(例:殊に、虞、誉れ)

四字熟語が出題されることがあります。

(例:東奔西走)

大問2

大問2は漢字の書きの問題です。

小学校で習う漢字から出題されます。

四字熟語が出題されます。

(例:三思後行、金科玉条、明鏡止水)

大問3

大問3では物語文が出題されます。

1:本文

これまでの本文は、このような主題のものが出題されていました。

2023年度:俳句の魅力を伝える

2022年度:登山やクライミングの魅力

2021年度:出版社営業のやりがいを再確認

ある物事を対象に、それに取り組むことの素晴らしさ・楽しさ・やりがいに焦点を当てた文章が続いています。

というわけで、他の自校作成校の過去問演習に取り組む際は何かに夢中で取り組んでいる人物たちが登場する文章が出題されているものに最優先で取り組むと良さそうです。

2:設問

2021年度から2023年度の期間にどのような設問が出題されていたのかを見ていきましょう。

  • 人物の様子
  • 人物の行動・発言の理由
  • 人物の気持ち・思い
  • 文章の表現
  • 人物が全体に与える効果

特徴的なのは、文章の表現において「…」や「―」や「!」などの記号の役割・用法への言及が目立ったことです。

学校で習うことはあまりない事柄ですので、ご自身で調べておきましょう。

それ以外の問題は他の自校作成校の過去問と比べてオーソドックスな構成だと思いました。

大問4

大問4では説明文が出題されます。

1:本文

これまでの本文は、このようなテーマが出題されていました。

2023年度:言語の役割(思考の具体化)、哲学論文における主観・経験の重要性

2022年度:「可能性」について、信頼と安心

2021年度:これまでの哲学とこれからの哲学⇒哲学対話

最大の特徴は2022年度・2023年度の2つの文章が出題されていたことです。

2つの文章をそれぞれ読み取りつつ、文章間の共通点や相違点を考えながら読むことも忘れないようにしましょう。

テーマとしては、人の「思考」「対話」「内面」といったものに切り込んだものが多いです。こういったテーマなので哲学的なものになりやすいです。

立川高校以外の自校作成校の過去問演習の題材を選ぶ際に参考にしてください。

2:設問

2021年度から2023年度の期間にどのような設問が出題されていたのかを見ていきましょう。

  • 文章の論理構成についての問題
  • 理由
  • 内容説明

といった問題が出題されていました。

文章の論理構成に関する問題が多数出題されていたのが特徴です。

接続詞などの接続語に注目しながら、各段落の役割を明確にする練習をしておきましょう。

また、記述問題が多いのも特徴です。その代わり、他の自校作成校によくある「200字作文」がありませんでした。

大問5

大問5では、古文や漢文を題材にした鑑賞文が出題されます。

鑑賞文とは、特定の作品の良さを語った文章です。

1:本文

これまでの本文は、このようなテーマが出題されていました。

2023年度:西行の和歌

2022年度:『桂園一枝』の和歌

2021年度:漢詩

和歌や漢詩の出題が続いています。

他の自校作成校の過去問演習をする際の題材を選ぶ際に参考にしてください。

2:設問

2021年度から2023年度の期間にどのような設問が出題されていたのかを見ていきましょう。

  • 本文の内容説明(「~はどういうことか」)
  • 和歌の内容説明
  • 語句の意味・用法

といった問題が出題されていました。

内容説明の出題が大半を占めています。

和歌や漢詩について説明した、特殊な文章を読むことになるのですが大問4のような説明文と同じ要領で、論理構造に注目しながら読んでいくことを心がけてください。それが点数を安定させることの近道です。

英語

英語の傾向を見ていきましょう。

大問1

大問1はリスニング問題です。

リスニング問題は自校作成問題ではなく、共通問題となりますのでこちらをご覧ください。

大問2

大問2は会話文の読解です。

1:本文

これまでの会話文は、このようなトピックのものが出題されていました。

2023年度:ヴィーガンフード

2022年度:植物の遺伝子、遺伝子組み換え作物

2021年度:クラゲの生態 

説明文のような情報が含まれる会話文となっています。

したがって、そういった問題を解くには自校作成校の会話文のなかでも上位校のものを解くのが良さそうです。

2:設問

2021年度から2023年度の期間にどのような設問が出題されていたのかを見ていきましょう。

  • 会話文中の空欄に入る発言を選ぶ
  • 内容説明
  • 単語・語句を並び替えて正しい英文をつくる(いわゆる整序問題)
  • 内容一致問題
  • 英作文

圧倒的に会話文中の空欄を埋めさせる問題が多いです。

青山高校もこの手の問題が多いので、演習の題材に利用してください。

英作文も出題されていて、40〜50語で「農家として育てたい作物とその理由」「食糧問題を解決する方法と理由」「人にとって最も役に立つ動物とその理由」といったテーマについて書くことになります。英検準2級の対策本などで自分の意見を主張する練習をしておくのがお勧めです。

大問3

大問3では、一人称視点での物語文(スピーチ、エッセイともとれる)が出題されます。

1:本文

これまでは、このようなテーマのものが出題されていました。

2023年度:私と農業

2022年度:課題研究の進め方(協働の重要性)

2021年度:高校時代の自分と双子の姉妹との想い出(門出の背中を押す) 

会話文とは異なり、説明文のような情報量の多さに苦しむことはなさそうです。

それが逆に読みづらいという人もいるので、立川高校の過去問や似たようなテイストの一人称視点での物語文やスピーチで練習をしていきましょう。

このサイトの他の自校作成校の問題スタイルを分析した記事を参照してください。

2:設問

2021年度から2023年度の期間にどのような設問が出題されていたのかを見ていきましょう。

  • 内容説明
  • 本文中の空欄を埋める問題
  • 単語・語句を並び替えて正しい英文をつくる(いわゆる整序問題)
  • 内容一致問題
  • 理由説明

内容説明問題が圧倒的に多いのですが、内容説明に適した1語を本文中から抜き出す問題がかなり目立ちます。抜き出し問題は、どのような内容かが分かっていても本文からそういう意味の語を探すのに時間がかかってしまうことがあります。そういった問題に時間をかけ過ぎてしまうと他の問題を解く時間がとれなくなってしまう可能性があります。見つからない場合はスパっと諦めて次の問題に進むことが大切な場合があります。

整序、内容一致といったそれ以外の問題は他の自校作成校と同じような感じでした。

数学

数学の傾向と対策を紹介します。

1:大問1の出題内容と対策

問1

入試年度出題内容
2023年度根号を含む式の計算
2022年度根号を含む式の計算
2021年度根号を含む式の計算

根号を含む式の計算は他の自校作成校でもよく出題されますが、立川高校の問題は他校のものに比べて要求される計算量が多いです。

ミスなくかつ手際よく正答が出せるように1年でも多く立川高校の自校作成問題の過去問を解いて練習しておきましょう。

問2

入試年度出題内容
2023年度連立方程式
2022年度連立方程式
2021年度連立方程式

分数や小数を含むことで計算量を増やし、ミスを誘発しやすくしてある連立方程式の問題です。

分数・小数を含む連立方程式の計算問題を問題集等でしっかりと練習しておきましょう。

問3

入試年度出題内容
2023年度二次方程式
2022年度二次方程式の応用問題
2021年度二次方程式の応用問題

2023年度は二次方程式の計算問題が出題されましたが、それ以前の二年間は単なる計算問題ではない問題が出題されました。

自校作成問題であっても、大問1の序盤で計算問題以外の問題が出題されることはかなり珍しいので注意が必要です。

問4

入試年度出題内容
2023年度カードの確率
2022年度サイコロの確率
2021年度サイコロの確率
2020年度サイコロの確率

サイコロの確率が出題され続けていたので2020年度についても調べてみました。

サイコロの確率が出題され続けていましたが、2023年度はカードの確率が出題されました。

2024年度以降、再びサイコロの確率が出題される可能性は高いですがカード、袋、コインなどの確率の出題にも備えておきましょう。

問5

入試年度出題内容
2023年度作図
2022年度作図
2021年度作図

作図の問題が出題されています。

円の性質を利用する問題がかなり目立ちます。

どうやって解けばよいか分からなくなったら、円周角の定理などの円の性質が使えないかどうかを試してみてください。

2:大問2の出題内容と対策

大問2では関数の問題が出題されます。

二次関数のグラフのみではなく、2021年度に反比例のグラフ、2020年度に座標平面上に正方形が与えられて問題を複雑にしています。

問1

入試年度出題内容正解のためのポイント
2023年度条件を満たす直線の式を求める座標から直線の傾きを求める2点の座標から直線の式を求める
2022年度条件を満たす直線の式を求める座標から直線の傾きを求める2点の座標から直線の式を求める
2021年度条件を満たす二次関数のaの値を求めるグラフ上の点の座標の求め方

問1は非常に初歩的な問題となっています。

ということは、ここで失点することは極力避けなければなりません。

計算ミス等に特に気を付けるようにしてください。

問2

入試年度出題内容正解のためのポイント
2023年度二次関数の比例定数の値を求める三平方の定理を利用して、原点と他の点との距離を求める
2022年度条件を満たす点の座標を求める平行線と三角形の面積の関係平行四辺形の成立条件平行四辺形の性質
2021年度条件を満たす点の座標を求めるグラフ上の点の座標の求め方ひし形の性質直線と直線の交点の座標を求める

問1と比べると難しくなった印象です。

しかし、関数の問題としては極めてオーソドックスです。

問1ほどではないですが、落としてはならないと考えたほうが良さそうです。

問3

入試年度出題内容正解のためのポイント
2023年度図形の面積を求める直線の回転移動
2022年度特定の操作において点が動く距離相似な三角形の性質
2021年度条件を満たす点の座標を求めるグラフ上の点の座標の求め方座標から直線の傾きを求める平行線と面積の関係グラフの交点の座標を求める

2021年度は自校作成問題の関数のラストによくあるタイプの複雑な問題でしたが、2022年度・2023年度はシンプルだけど難しい問題でした。こういうタイプの問題が一番厄介ですね。初手を思いつくことができればそこから正答まではすぐなのですが、正しい初手を着想するのがなかなか大変です。

問3まで正解しないと合格点に達しない見込みの受験生は、自校作成問題の過去問だけでなく思考力を鍛える系の中学数学の問題集を解いておくと良さそうです。

3:大問3の出題内容と対策

大問3では平面図形の問題が出題されます。

2021年度が円とそれに内接する正三角形、2022年度が円、2023年度が正三角形とそれに内接する円を題材としていました。

円が題材になることが多いようです。

円が題材となる場合、円周角の定理など円の性質を活用して解くことが多くなるため「どうすれば正解にたどり着けそうか」の選択肢が狭まることが多いです。

円の性質について、少なくとも教科書に載っているものは全て正確に覚えていつでも使えるようにしておきましょう。

問1

入試年度出題内容正解のためのポイント
2023年度図形の面積合同な三角形の性質30度ー60度ー90度の直角三角形の性質
2022年度線分の長さを求める円周角の定理相似な三角形の性質
2021年度線分の長さを求める二等辺三角形の性質(正三角形は二等辺三角形でもある)30度ー60度ー90度の直角三角形の性質平行線の同位角は等しい円周角の定理相似な三角形の性質

大問2ほどではないですが、問1は解きやすい問題となっています。

ここは正解しておきたいです。

図形に関する様々な性質を駆使することになるので、知識の抜け漏れがないかどうかチェックしておきましょう。

問2(1)

入試年度出題内容正解のためのポイント
2023年度線分の長さに関する等式の証明平行線の同位角は等しい直角三角形の合同の証明長方形の性質
2022年度ある点が線分の中点であることの証明相似な三角形の証明対頂角は等しい円周角の定理二等辺三角形の性質
2021年度合同の証明4つの点が1つの円周上にあることの証明正三角形の性質合同な三角形の性質円周角の定理の逆

通常、自校作成問題の証明は三角形が「合同であること」「相似であること」の証明が出題されます。

しかし、立川高校ではそれ以外のことを証明する問題が出題されます。

とはいっても、証明する過程で合同や相似の証明をすることになるので慌てずに「何を証明すれば求められていることも成り立つと主張できるのか」を考えながら証明のプロセスを考えていけると良いですね。

問2(2)

入試年度出題内容正解のためのポイント
2023年度線分の長さの合計値を正三角形の1辺の長さを使って表す長方形の性質30度ー60度ー90度の直角三角形の性質
2022年度ある三角形と別の三角形の面積比を求める二等辺三角形の性質対頂角は等しい相似な三角形の性質30度ー60度ー90度の直角三角形の性質円周角の定理
2021年度角度の大きさを求める合同な三角形の性質円周角の定理の逆円周角の定理

自校作成問題の大問2以降の各大問のラストは難しい問題が多く、「ここは割り切って捨てましょう」という作戦が良いことも多いです。

しかし、立川高校の数学の大問3のラストは「割り切って捨てたほうが良い」というほどの難易度ではありません。

「どのような図形の性質を利用するか」を思いつけば、そこからはスムーズに正答に至ることができそうな問題となっています。発想力の面を鍛えておきましょう。

4:大問4の出題内容と対策

大問4では空間図形の問題や数の性質の問題が出題されます。

2023年度・2022年度は空間図形の問題が出題されましたが、2021年度は数の性質の問題が出題されました。

全部で3問出題されます。

その3問は「問1・問2・問3」「問1・問2(1)・問2(2)」など様々な表記があります。区別するのが面倒くさいので、1問目・2問目・3問目と表記していきます。

1問目

入試年度出題内容正解のためのポイント
2023年度辺の長さを求める正方形の性質直角二等辺三角形の性質三平方の定理
2022年度線分の長さを求める中点連結定理三平方の定理
2021年度交点の数を求める正確に数える

空間図形の問題が出題された2022年度・2023年度は基本問題が出題されました。空間図形は苦手だからと敬遠せず、確実に正解しにいきたい問題です。

2021年度の問題は、問題設定が独特なうえに設問もなかなかややこしいため時間内に正解を導き出すのが難しかったのではないかと思います。

2024年度以降、2021年度のような問題が出題されることに備えて思考力を鍛える中学数学の問題集を解いておくと良さそうです。

2問目

入試年度出題内容正解のためのポイント
2023年度線分の長さがその長さになることを説明する三角形の面積比を求める正方形の性質直角二等辺三角形の性質三平方の定理
2022年度線分の長さを文字で表す平行線と線分の比
2021年度四角形の面積条件を整理する最小公倍数を求める

空間図形の問題は、1問目と比べると厄介な問題になっています。

大問1〜大問4問1までで目標点に届くようにしておきたいですね。

もちろん、このレベルの空間図形の問題に正解できるようになっていればなお良しです。

他教科が仕上がっているよ、という人はその水準に挑戦してください。

3問目

入試年度出題内容正解のためのポイント
2023年度線分の長さを求める三平方の定理
2022年度立体の体積を求める相似な三角形の性質ある立体から別の立体を引いて求める立体の体積を求める
2021年度立方体をつくるのに必要なブロックの数を求める正方形の性質公倍数

2問目と比べると解きやすくなっている印象でした。

難易度が「問1<問2<問3」となっているとは限らないように問題をつくっている可能性が高いです。問2が解けなかったからといって問3は全く解かずにあきらめるということはしないほうが良さそうですね。

理科

理科社会は自校作成問題ではなく、都立高校共通問題が出題されますのでコチラをご覧くださいませ。

社会

理科社会は自校作成問題ではなく、都立高校共通問題が出題されますのでコチラをご覧くださいませ。

小論文

立川高校には普通科と創造理数科があり、小論文においてはそれぞれ異なる問題が出題されます。それぞれ紹介していきましょう。

① 普通科

小論文が2題出題されます。

例年、1題が文章を読んで答える問題でもう1題が資料を読んで答える問題です。

そして、資料を読んで答える問題は小論文というよりは理系分野の思考力を問う問題という感じです。

2023年度は2題とも資料を読んで答える問題でした。

2024年度以降どうなるかは蓋を開けてみないと分かりませんが、少なくとも他校にはない理系分野の思考力を問う問題が立川高校推薦入試の合否を分けるという構図に変化は無さそうです。

ここ数年のテーマを紹介します。

2023年度

資料問題①:意見の違いが生じている事例と原因と解決策

資料問題②:伊勢参宮の旅の歩行距離

2022年度

文章:自由であることの苦しみ

資料:マイクロ波の技術

2021年度

文章:同情と共感

資料:箱の中から球を取り出す確率

他校でよく見るテーマ(地球温暖化やグローバリゼーションや高校生活関連)が見られず、立川高校独自のテーマ設定をしているなという印象です。

したがって、なかなか類題を用いて演習することが難しいです。

新宿高校・青山高校・戸山高校は年によっては理系的なテーマを出題することがありますので類題演習として活用できるかもしれません。

② 創造理数科

小論文が2題出題されます。

2022年4月に設置されたばかりですので、小論文の過去問が2年分しかありません。

どのようなテーマが出題されたのでしょうか。

2023年度

  • 意見の違いが生じている事例と原因と解決策(普通科と同じ)
  • アマガエルの体色変化に関する実験のレポート

2022年度

  • 心の中の夢のタマゴ
  • 完全数

創造理数科という名前の通り、理数系の問題が目立ちます。

とはいえ、いわゆる「普通の小論文」も出題されますのでそちらの対策もしておきましょう。

また、理数系問題の対策としては高校生向けの探究活動の書籍などが有効かもしれません。

一般的な小論文対策、つまり小論文の文章構成や文章を書く際に注意してほしいことは以下の記事にまとめておきました。

是非こちらも併せてご覧ください。

集団討論

立川高校の推薦入試では、2020年度入試を最後に集団討論が行われていません。

一部の都立高校では2024年度入試から推薦入試における集団討論を復活させています。

しかし、立川高校ではその予定はないそうです。

2025年度入試以降に立川高校が集団討論を復活させた場合に備えて、近年の集団討論テーマを紹介します。

R2ドラえもんを知っていますか。ドラえもんは のび太君に何か困ったことが起きると、それ を解決してくれる道具を出してくれます。の び太君がその道具を使うことでストーリーが 展開します。 皆さんはのび太君になった気持ちで、何か 困っていること(解決したいこと)を一つ考え てください。その後、グループで一つの意見 にまとめ、その課題を解決するための道具 の仕組みや、使い方について話し合ってくだ さい。 ただし、道具に使うことができる技術は、「今はできなくても今後の科学技術の発展でできるかもしれない」ということを条件とします。
H31文部科学省のSociety5.0に向けた人材育成 に関する資料の中では、高等学校の普通科 では文系が7割といった実態があり、多くの 高校生は第2学年以降、文系・理系に分か れ、特定の教科については十分に学習しな い傾向があると報告しています。 AI技術の発達による社会の変化を踏まえ、 特定の教科について十分に学習しない傾向 をどのように考えますか。グループで討論し てください。
H30立川高校では、来年度の新入生から新しく 「探究」の授業を実施します。これは、今後 生涯にわたって何かを研究するときの基礎 的な力を養う授業です。 もし、将来あなたが研究者になるとしたら、 研究者にとって必要だと考えられるものは 何だと思いますか。グループで討論してくだ さい。
H292020年を生きる若者たちを表現するキャッ チフレーズを考えてください。
H28男女が共に活躍できる社会のあり方につい て
H27国連は、2013年12月の第68回総会において、毎年12月5日を世界土壌デー、201 5年を国際土壌年と定めることを決議しまし た。地球上の全ての生物の生存基盤である 土壌を守るため、国際社会が協力して、開 発や汚染で危機的な状況にある土壌を適 切に保全管理し、持続的に利用できる環境 を整えることの重要性を訴えています。身近 な資源である土壌の持続的な利用について 討論して下さい。
H26現在、わが国は環太平洋パートナーシップ (TPP)協定 (※注) の交渉に2013 年7 月の 第18 回会合から参加しています。この交渉 への参加に対してはさまざまな意見が出て います。TPP 協定を結ぶことによって国民 の生活がどのように変わるか討論してくださ い。
H25成人年齢の引き下げにおける課題及び解決策等について話し合わせる。

出典:https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/admission/high_school/ability_test/theme/

立川高校は創造理数科があるのが最大の特徴です。

したがって、集団討論のテーマもH30以降は理系チックなものが目立ちます。

立川高校で集団討論が復活した場合、「研究」「探求」「理系科目を学習する意義」「科学技術と私たちの生活」「科学技術の限界」といった理系的なテーマにおける自分の意見を明確にしておくと良さそうですね。

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